ドラマ『エルピス〜希望、あるいは災い〜』2話は、かつての連続殺人事件を彷彿とさせる事件が発生。犯行手口や現場が同じことから、模倣犯かそれとも真犯人の仕業か!?冤罪の可能性に恵那(長澤まさみ)は、ついに始動する!
この記事は、エルピス2話の感想とネタバレあらすじをお伝えします。
エルピス〜希望、あるいは災い〜2話のあらすじ
ドラマ『エルピス〜希望、あるいは災い〜』第2話のあらすじは、番組ホームページより引用してお伝えします。
第2話「冤罪の真相究明に、恵那がついに始動!」
「真犯人は野放しになっている」——、拓朗(眞栄田郷敦)の言葉がまるで何かの合図だったかのように、行方不明になっていた中学2年生の女子生徒が遺体で発見される。首には、かつて世間を騒がせた連続殺人事件の被害者と同じく絞められた痕があり、遺体発見現場も同じ神奈川県八頭尾山の山中。これは偶然か、それとも——。当時犯人として逮捕・起訴された、松本良夫死刑囚(片岡正二郎)の冤罪を訴えていた拓朗の言葉に、わずかな可能性を見た恵那(長澤まさみ)は、番組で過去の事件を調査報道したいと考える。
しかし、プロデューサーの村井(岡部たかし)に取り合ってもらえるはずもなく、恵那はひとまず、一人で事件を洗い直すことに。
そして、当時14歳で、逮捕当日に松本の家で保護されたヘアメイクのチェリーこと大山さくら(三浦透子)が書きためた裁判記録をもとに、松本が殺人を犯したとされる日の足取りを確認すると、検察側のある主張に違和感を覚える。
一方、事の重大さに気づき、一度は真相究明から手を引いた拓朗だったが、恵那が本格的に動き出したことを知り、自分も手伝いたいと申し出る。
中途半端な覚悟に呆れつつも、とりあえず戦力として拓朗の力を借りることにした恵那。するとその矢先、担当弁護士の木村卓(六角精児)を通して面会を申し込んでいた松本死刑囚本人から、恵那宛てに手紙が届く。
さらに、思いもよらない人物から1本の電話がかかってきて…。
12年前の連続殺人事件を彷彿させる事件が発生し、その手口や発見現場から模倣犯か、それとも真犯人の仕業なのでしょうか!?
冤罪の可能性を感じた恵那(長澤まさみ)は、真相究明に向けて本格的に動き始めます!
ドラマ『エルピス〜希望、あるいは災い〜』第2話は、2022年10月31日(月)よる10時スタートです!どうぞお楽しみに〜〜!!
☆第1話の振り返りは、こちらからどうぞ。
エルピス〜希望、あるいは災い〜2話のネタバレと感想
エルピス〜希望、あるいは災い〜2話のネタバレ
左遷されたスタッフばかりで編成された深夜の情報番組「フライデー・ボンボン」で新米ディレクターを務める岸本拓朗(眞栄田郷敦)。
その岸本の言葉にうっかり本気になってしまった大洋テレビのアナウンサー・浅川恵那(長澤まさみ)は、本格的に事件を追い始めた。
しかし、意気込みだけではうまくいかず、自分の担当コーナーでも連続殺人事件を取り上げることができないままでいた。
歯がゆい思いをしながらも、言われた通りに番組をこなす恵那に、岸本から報告を受けていたスタイリストの大山さくら(三浦透子)・通称チェリーが感謝を伝えに来る。
そんな彼女に恵那は、自分が事件を追っていることを伝えて、犯人が別にいるとなぜ思ったのかを訪ねた。
チェリーは当時中学生で、大人や警察を納得させられるような根拠は持ち合わせていないが、自分の誕生日を祝ってくれた人が犯人であるはずがないと涙ながらに訴えた。
事件のあった11月18日はチェリーの誕生日。
ゲームセンターで遊んだチェリーがおじさんの家に戻ると、おじさんは手作りのカレーを振舞い、ショートケーキでお祝いをしてくれたのだという。
訴えを受け止め確信を深めた恵那は、チェリーが書き留めた裁判記録を読み込み、事件当日の松本良夫死刑囚(片岡正二郎)の行動が検事側と弁護側で全く異なっていることに注目した。
実際に検事側の主張した松本の行動を再現してみると、この裁判で行われた主張にたくさんの矛盾点を見つけることができた。
チェリーの紹介で、当時、控訴審から弁護にあたった木村弁護士(六角精児)の元を訪ねるが、筋金入りのメディア嫌いである彼は、態度も愛想も悪かった。
当時の資料を恵那に渡す木村に、恵那は松本がどういう人間に見えたかや無罪だと思っているのかを尋ねると、「松本は気の弱い普通のおじさんで、メディア報道のせいで強要されただけ」と答える。
そのままメディアや権力の恐ろしさや死刑囚の実態を語る木村の話を聞くうち、恵那はまた胸からこみ上げる吐き気にむせながらも、松本宛に書いた手紙を木村に託した。
一方、事件から手を引くと決めた拓朗は、父の法事を済ませた後、母とディナーを食べていた。
父はすごい弁護士だったが、死に物狂いで働いた結果早死にしてしまったと、ぼやく母。
そんな父親のようにならず、気楽にお金を稼いで生きていきなさいと言い含める母に、何か言いたげな拓朗はその言葉ごと皿の料理をかき込んでなんとか咀嚼するのだった。
それから数日、恵那は拓朗からの視線を感じていた。
力強い眼差しにうんざりしていた矢先、彼から電話がかかってきた恵那は、何故見つめてくるのかを問う。
国家権力に立ち向かう覚悟はないが、恵那が戦うのであれば手伝いたいと言う拓朗に半ば呆れながらも、仲間が多いに越したことはないと考え、拓朗にも事件当日の松本の動きを再現してもらうことに。
局で仕事をしている恵那の元に、実行し終えた拓朗から電話がかかってくる。
2人はケーキがぐちゃぐちゃになってしまうことから、この主張には無理があるという結論を出した。
話しながら郵便物の確認をしていた恵那は、その中に松本からの手紙を発見し、急いで中を確認する。
そこには、松本の自筆で警察に逮捕され、自白を強要されるまでの経緯が事細かに記されており、その最後は「決して殺人犯ではありません」と結ばれていた。
その手紙の画像データを現地で受け取った拓朗は、ぐちゃぐちゃになったケーキにかぶりついたのだった。
拓朗を自宅に招いた恵奈は、松本の事件を再現して10分で作ったカレーを振舞うがおいしいはずもなく、事件の話を続ける恵那に一緒にカレーを食べようと誘う。
食欲がないと断る恵那だったが、何故か拓朗と食べると戻さず食べきることができた。
いつものように飲み会に参加していた恵那の元に、着信がある。
駐車場に現れた恵那を待っていたのは、斎藤正一(鈴木亮平)だった。
彼は前回の食事の後、当時の取材ノートを読み返して思い出した、ある証言のことを伝えに来たのだ。
その証言は、20代くらいのすらっとしたロン毛の男性と殺害された少女が一緒に山に入っていたというもの。
それを伝えに来てくれたお礼といって、恵那は斎藤を自宅に招き入れる。
恵那の部屋を見て「家具はどうしたのか」と尋ねると、断捨離をしたと答えた。
その言葉に、付き合っていた当時の反省や後悔を口にする斎藤に、恵那は斎藤が悪いのではないと言い、当時の想いを話した。
部屋を出た斎藤に忘れ物を届けた恵那は、吸い寄せられるようにその胸に額を寄せ、斎藤もまたその肩を抱き寄せようと手を伸ばした。
事件現場の山中にカメラを持って訪れた拓朗は、背後に何かしらの気配を感じ、それが犯人なんじゃないかと恵那に伝えるが、そんな彼の言葉を笑って受け流していた。
飲み物を買いに席を立った恵那は、スマホの画面を見てその足を止める。
3人の死刑執行が行われたというニュース速報を見た2人は、そのまま部屋を飛び出した。
第3話に続く。
エルピス〜希望、あるいは災い〜2話の感想
すごい・・・と思わず呟いてしまいました。
これをテレビ制作者が作っているというところに、意味があり重みがあり、これを放送に漕ぎつけたプロデューサーの執念を感じます。
震災やオリンピックにまつわる、とてもリアルなニュース映像。
説明をしているわけじゃないけど、その前の恵那の言葉を受けてみると、その裏に色々な想いや現実が浮かび上がってくるようでした。
この体験は、是非映像を見てご自身で感じてもらいたいですね・・・
ストーリーとしては、岸本の抱える闇の輪郭が見えてきて、正一と恵那の関係や想いを垣間見ることもできました。
拓朗が自分を善人と思えないのは、学生時代のいじめが原因のようでしたね。
また、母親からのプレッシャーもあるようで…これからの成長に期待!
このドラマは、食べるシーンや飲むシーンがとても繊細に描かれているなと感じます。
セリフはないけど、その咀嚼の様子や口に入れる瞬間、飲み込む瞬間の表情や雰囲気でその人物の葛藤や想いが伝わってくる。
重厚なストーリーは、これからどう転がっていくのか。
そして、それぞれの変化から目が離せません!!
第3話の続きはこちらからどうぞ〜。
☆ドラマを一気見したい方は、ぜひこちらから!
☆ドラマの原作や脚本、キャスト、登場人物・相関図は、こちらの記事にまとめていますので、ぜひご覧ください♪
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