ドラマ『ミステリと言う勿れ』(ミステリというなかれ)の原作は田村由美さんによる人気のミステリー漫画です。菅田将暉さん主演によりドラマ化されるということで話題となっていますが、タイトルの意味が気になりませんか?ミステリー漫画なのにミステリーではない!?
この記事では「ミステリというなかれ」のタイトルの意味や、作者・田村由美さんの思いを深掘りしていきます。
ミステリと言う勿れ、タイトルの意味とは?
『ミステリと言う勿れ』のタイトルですが、まず始めに「勿れ」とはどのような意味なのでしょうか?
「勿れ」は「なかれ」と読みますが、〜してはいけない。〜するな。という禁止を意味しています。
つまり、「ミステリという言葉を使うな」「ミステリと言うな」といった禁止命令的な、少し強い言い方になってしまいますね〜。
この物語は主人公の大学生・久能整(くのう ととのう)が、ある物事について独自の目線で持論を展開し、しゃべり倒すことで、いつの間にか事件を解決に導いてしまうという新感覚のミステリーとなっています。
整は思いついたことは話さずにはいられない性分で、まわりの状況に振り回されることなく淡々と話を進めていくうちに、不思議と謎が解けていってしまうんですよね〜。
ミステリー漫画とされていますが、はたしてこれをミステリーと呼ぶのか否か?というところなのかもしれませんね。
ミステリと言う勿れ、タイトルの意味に込めた作者・田村由美の思いとは?
原作者の田村由美さんによると「ミステリと呼ぶにはおこがましい。ミステリでも何でもない」と言う意味を込めて、このタイトルがつけられたそうです。
確かにこのマンガは推理小説のような、謎を解くだけのストーリーではなく、主人公・整のセリフが鍵となっていて、大きな見どころの一つとなっています。
探偵でもなんでもない、ごく普通の大学生である整が、膨大な知識と類まれな分析力によって思いついたことをひたすらしゃべり続け、その多くは整のうんちくによるもので、名言とさえもいわれるほど。
田村由美さんは「ミステリと呼ぶにはおこがましい」と謙遜されていますが、単純な謎解きミステリーではなく会話劇であるという意図も隠されているのではないでしょうか?
また、この「いうなかれ」というフレーズは現代ではあまり使われない言葉ですよね〜。
ですが、近年若い人の間で注目を集めているそうで、このマンガが影響しているのだとか!?
もしかしたら、今年の流行語大賞にノミネートされるかもしれませんね〜!
ミステリというなかれの意味、SNSの意見は?
『ミステリと言う勿れ』の意味について、SNSでは他にも色々な意見があったようです。
変わったタイトルだとか、ミステリではなくミステリーといって欲しいのでは?とか。
中には、主人公の久能整を探偵というなかれと、深読みしたおもしろい意見もありましたよ〜!
私も思わず、なるほどね〜!とうなずいたほど・・・(笑)
他には、世の中には変えられないものという固定観念は、実はよく考えもせずミステリ=謎にしたままなのではないか?本当に変えられないものなのか、謎のままにしてはいけないという、まさに目からウロコの意見もありました!
その多くは「ミステリーと呼ぶにはおこがましい」と作者が謙遜しているのでは?と肯定的にとらえているようで、超絶面白い!正統派のミステリー!と絶賛する声が多かったです。
ミステリと言う勿れの原作漫画は?
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\ /
二次元と三次元の融合
/ \#田村由美 先生のイラスト描き下ろし!
先生の興奮も……漏れてますね💭#尊みが深い #菅田将暉 さんこと #久能整🤯#ミステリと言う勿れ #イラスト pic.twitter.com/TMtDcd4tZU— 【公式】ミステリと言う勿れ 月9 (@not_mystery_) June 3, 2021
2022年1月からスタートのフジテレビ新月9ドラマ『ミステリと言う勿』(いうなかれ)。
このドラマは菅田将暉さんが主演をつとめ、一風変わった大学生を演じるということで、早くも話題となっていますよね〜!
ドラマ『ミステリと言う勿れ』の原作は、漫画家・田村由美さんによるミステリー漫画がもとになっています。
月刊少女漫画雑誌の『月刊フラワーズ』(小学館)に、2017年1月号から掲載されて以降、現在も続いている人気マンガで、単行本としてはフラワーコミックスαから9巻まで発行されているようですね〜。
フラワーコミックスαのHPで、マンガの試し読みができるようになっていたので、さっそく私ものぞいて見ましたよ!
主人公の大学生・久能整(くどう ととのう)を演じる菅田将暉さんのビジュアルは、マンガのキャラクターにそっくりですが、菅田将暉さんの方がちょっと可愛いらしい感じがしませんか〜?(笑)
ミステリと言う勿れの作者・田村由美とは?
原作者の田村由美さんのプロフィールや経歴についてご紹介します!
漫画家の田村由美(たむら ゆみ)さんは和歌山県出身で、1962年9月5日生まれの現在59歳。
高校卒業後に上京し、アシスタントをしながら漫画家を目指していたそうです。
1983年『別冊少女コミック』(小学館)の9月号増刊に掲載された『オレたちの絶対時間』で漫画家デビューをはたし、その後も小学館が発行するマンガ雑誌で執筆活動をおこなっています。
主な代表作には、『巴がゆく!』『BASARA』『7SEEDS』『猫mix幻奇譚とらじ』などがあり、『BASARA』では第38回小学館漫画賞、『7SEEDS』では第52回小学館漫画賞少女向け部門をそれぞれ受賞しています。
『BASARA』は1990年から1998年まで『別冊少女コミック』にて連載されました。
この作品は架空戦記という、本来なら少年マンガのジャンルともいうべきものですが、壮大なスケールの中にも少女マンガらしいラブストーリーが描かれていて、女子にも受け入れられたようですね〜。
連載終了後にはテレビアニメ化され、舞台でも数多く演じられるように。人生のバイブルと言われるほどの人気作品となりました〜!
また『7SEEDS』は、2001年の連載開始から2017年まで長期にわたって描かれたSF少女マンガ。
この作品は、近い将来に人類が滅亡の危機におちいると予測されたことで「7SEED’」によって選ばれた、若くて健康な人間を冷凍保存して、後世によみがえらせるというプロジェクトをもとに物語が展開していくというものです。
私は読んだことはありませんが、こちらの作品もアニメ化され大ヒットしたようですね〜。
田村さんの作品は、一貫したストーリーに伏線の回収も見事にされていて、読者の心を虜にするものが多いようです。
キャラクターもそれぞれ、とても魅力的で『鬼滅の刃』のように推しキャラと呼ばれるものも多数存在します。繊細な絵のタッチも魅力なんですよね〜!
また作品のジャンルは、大河ロマンやサバイバル、冒険ファンタジー、ミステリーと多岐にわたっています。
それだけに、本作『ミステリと言う勿れ』にも期待が高まりますね〜!!
最後に、ドラマの脚本やキャスト・相関図について、こちらに詳しくまとめていますので、ぜひご覧ください〜〜!
コメント
ドラマで拝見いたしました。。今だに録画を何度も見直しております。元々本が好きで原作を読まずにドラマや映画を拝見することはないです。ドラマも素敵でしかも原作はもっと読みたいと思わせて頂いた作品です。ドラマ先行で話題になる事はありがちだと思いますが子育てDVを経験したワタクシとしては子供虐待など色々深く涙しました。