TBS日曜劇場『アトムの童(こ)』最終回は、興津(オダギリジョー)が警察に連行され大混乱の中、株主総会の壇上に上がる安積那由他(山崎賢人)だったが・・・。
ゲーム業界の未来を賭けた戦いの結末は!?
この記事はドラマ『アトムの童』最終回のあらすじやネタバレ感想をお伝えします。
アトムの童最終回のあらすじ
TBS日曜劇場『アトムの童(こ)』第9話(最終回)のあらすじについては、番組ホームページより引用してお伝えします。
第9話(最終回)のあらすじ
興津(オダギリジョー)が警察に連行され、株主総会は大混乱に。代表不在で有力な委任状も奪われ、勝つ見込みがない。
劣勢を強いられる中、壇上に上がる那由他(山﨑賢人)だがー。
これまでに様々な局面で仲間と共に闘ってきた那由他。ゲーム業界の未来をかけた大勝負はついにラストステージへ。
軍配はどちらに上がるかー
興津のいない大事な場面で、残された那由他は株主たちに何を伝えるのか?
ゲーム業界の未来を賭けた戦いの結末は?
はたして、「アトムの童」の未来はどうなる!?
TBS日曜劇場『アトムの童』第9話、最終回は、2022年12月11日(日)よる9時から10分拡大スペシャルで放送予定です!
どうぞお楽しみに〜〜!!
☆第8話の振り返りは、こちらからどうぞ〜。
アトムの童最終回のネタバレと感想
アトムの童最終回のネタバレ
興津(オダギリジョー)不在のまま株主総会が開かれる。
登壇した那由多が、沖津の代わりにSAGASの未来について説明させて欲しいと頭を下げるが、会場内は怒号が飛び交い混乱が続く。
宮沢ファミリーオフィスの社長・沙織(麻生祐未)は落ち着いた状況で審議すべきと発言、1時間後に再開することに。
那由他と海(岸井ゆきの)、SAGASの役員たちは状況を立て直すため話し合う。
秘書の吉崎(六角慎司)は、興津をおとしめて警察に協力した裏切り者が社内にいるという。
さらに、SAGASが顧客情報を不正に使用したとして、警察が興津の身柄を拘束、家宅捜索が行われると報じられたことでますますピンチに!
株主総会の行方を見守っていたアトムの童の会長(風間杜夫)や八重樫(でんでん)、各務(塚地武雅)ら社員たちも気が気でない様子。
小山田(皆川猿時)が怪しいと睨んだ海。興津がすでに開放されたと嘘の情報を伝え、彼の行動を追うが、途中で見失ってしまう・・・。
役員たちのもとに戻った小山田は、会社も大変なことになっているから吉崎は戻った方がいい。自分が議長となって、株主総会の矢面に立つと申し出る。
しかし、海はそれはできないと話し、スマホの動画を見せた。
実は、株主総会に来ていた鵜飼(林泰文)と相良(寮玄里)は、小山田と宮沢の秘書(沖原一生)が密談しているところを目撃。会話の様子を動画に収めていたのだ。
早々と逃げ出す小山田を海に任せ、那由他と吉崎は株主総会に向かう。
一方、興津は警察の取り調べに無言を貫いていた。
株主総会が再開され、那由他はゲームにおける可能性を説明する。SAGASが開発に着手しているゲーム「e-Parkour Journey」は、世界中で好きな場所を自由自在に飛び回ることができるというもの。
eスポーツはどんなスポーツよりも需要が多く、オリンピック競技になることでもっと可能性が広がると話す。
するとそこに、大株主・伊原総一郎(山崎努)の車椅子を押して、隼人が会場に現れる。
隼人と意思疎通した那由他は、アトムロイドの特許技術の素晴らしさを説明。eスポーツはパラリンピックや性別を問わない初めてのスポーツになると力説し話を終えた。
質疑応答で、伊原はSAGASだけで使うのはもったいない。ゲームよりもっと他に使い道があるのではないかと問いかける。
原稿を棒読みする役員に対し、自分の気持ちを聞かせて欲しいと一喝する伊原。
那由他は自ら進んで前に立ち、素直に語り始める。
伊原とは生まれてきた環境や共通する話題がないため話が合わない。しかしゲームでは同じ体験を共有することができる。年齢や性別、体にハンデがあっても同じだと。
例え戦争をしている国同士でも、今もゲームで遊んでいるかもしれない。ゲームにこそ、世界を変える力があると訴えた。
技術が楽しいことに使われるなら市場開放してもいいと思っているが、実際にはそうではない。
ゲームは子供のやることで、大人がやっているやつはバカだと思っているのなら、そんな常識はオレがぶっ壊してやる。
そして最後に、このゲームで世界中を夢中にさせたい。だからSAGASのゲーム事業を残して欲しいと頭を下げた。
その話に、伊原はもう一度映像を流して欲しいと言う。
そして、私も一度そのゲームをしてみたかったと話し、自分はほとんど目が見えていないことを明かしたのだった。
いよいよ決議の結果報告がされ、SAGASの提案は可決、宮沢ファミリーオフィスの提案は否決された。
伊原が株主総会に出席し、SAGASに投票したことで、宮沢側に渡った委任状は効力を持たなかったのだ。
隼人は伊原に感謝を述べ、那由他も伊原の話を聴いて目指すべき新しいゲームの形が見えた。視覚障害者も楽しめる、面白いゲームを作ると伝えた。
伊原は那由他に握手を求め、那由他は楽しみにしていて下さいとその手を握り返した。
警察から戻った興津は、小山田が代わりに事情聴取を受けていると話す。モッチョカフェの森田(岡部大)らの協力を得て小山田を捕まえた海が警察に通報したのだった。
那由他と隼人に礼を言った興津は、約束していたアトムロイドの権利を海に手渡す。
そして、社員たちを大切にしないとなと伝え、去って行った。
後日、公哉(枡俊太郎)の墓参りに訪れた那由他と隼人。
ここでお別れだなと話す隼人に、那由他は、俺たちだったらゲーム作るのに同じ場所にいなくてもいい。2人でずっとジョン・ドゥとしてゲームを作り続けようと話す。
その後、那由他たちが完成させたSAGASのゲーム「e-Parkour Journey」が、オリンピックで初のeスポーツ競技として扱われることが決定する!
その快挙に、海とアトムの童の社員たちやシアトルにいる隼人も、大喜び。
一方で那由他は、ジョン・ドゥとして世界中を飛び回りゲーム作りに没頭している。
まさにゲーム業界は新時代を迎えようとしていた。
おしまい。
アトムの童最終回の感想
アトムの特許とSAGASの存続は、那由他のゲームに対する熱意によって、伊原や株主たちの心を動かしましたね。
隼人は敵か味方か?最後はどうなることかと思いましたが、やはり2人の間には通ずるものがありました。
本当に2人はゲームが好きなんですね。それぞれ真摯に取り組んでいることで、譲れない思いから意見が分かれてしまうことも度々ありました。それでもお互いを認めているからこそ、心の底では信じていたのだと思います。
興津はもともとはジョン・ドゥの才能やアトムの技術を守りたいと言う思いがあったのかもしれないですが、いつの間にか事業の拡大や金儲けに走ってしまったようですね。
しかし、那由他のまっすぐな思いや人を大切にすることの大事さを気付かされたことで、初心を思い出すことができました。
結果として、アトムの特許技術は守られ、SAGASも「e-Parkour Journey」が、オリンピックで初のeスポーツ競技として扱われることが認められました。
そして、何よりそれらの経験から、那由他と隼人は例え同じ場所にいなくても、世界中どこにいても、2人ならジョン・ドゥとしてゲームを作り続けることができると確信することができました。
全てがいい方向に進んだということです。
ただ一人、小山田だけが悪者になった感は否めませんが。(笑)
まあ、それだけズル賢く引っ掻き回してきた訳ですから、仕方ないですけどね。
那由他たちがアトム玩具に憧れて大人になったように、これからも多くのクリエイターが、それぞれの夢を抱いて世界中に羽ばたいて行くことでしょう。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
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☆ドラマの原作や脚本、キャスト・相関図、放送日については、こちらに詳しくまとめていますので、ぜひご覧になってくださいね〜♪
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