ドラマ『エルピス〜希望、あるいは災い〜』5話は、再審請求が棄却されたことで恵那(長澤まさみ)は大きな力に従わざるを得なかった。一方、納得ができない拓朗(眞栄田郷敦)の直感と執念が功を奏する!?この記事は、エルピス2話の感想とネタバレあらすじをお伝えします。
エルピス〜希望、あるいは災い〜5話のあらすじ
ドラマ『エルピス〜希望、あるいは災い〜』第5話のあらすじは、番組ホームページより引用してお伝えします。
第5話「流星群とダイアモンド」
松本死刑囚(片岡正二郎)の再審請求が棄却され、責任を感じたチェリー(三浦透子)が自殺を図る。しばらくすると、拓朗(眞栄田郷敦)たちも特集の続編を制作することを禁じられ、あがらえない大きな力に脅威を感じた恵那(長澤まさみ)は、制作中止の理由も問わぬまま、上層部の決定を静かに受け入れる。だが、世間の反響が大きく視聴率も良かっただけに、拓朗はどうしても納得できない。
行き場のない正義感をまとった拓朗は、単独で、事件の目撃証言をした西澤(世志男)の身辺を調べ始める。すると、西澤がかつて、事件のあった八頭尾山のふもとの町に住んでいたことが判明。さらに現地で聞き込みを続けると、西澤の息子・健太の親友だという男が現れ、西澤の新たな顔が浮かび上がってくる。そこに、いちるの望みをかけた拓朗は、男を介して、ある人物に接触を試みることに…。
一方の恵那は、元恋人の斎藤(鈴木亮平)と再び良好な関係を築き始めていた。その矢先、同期で報道部の滝川雄大(三浦貴大)から、斎藤が警察に多大な影響力を持つ、とある大物政治家と親密な関係であることを聞かされて…。
得体の知れない大きな力に脅威を感じた恵那は、為す術もない様子・・・。
一方、納得のいかない拓朗(眞栄田郷敦)は単独で調査を開始します。
それは彼自身の過去と向き合い、同じ過ちを繰り返さないためなのでしょうか?
彼の直感と執念が風向きを変える呼び水に!?
ドラマ『エルピス〜希望、あるいは災い〜』第5話は、2022年11月21日(月)よる10時放送予定です!どうぞお楽しみに〜〜!!
☆第4話の振り返りは、こちらからどうぞ。
エルピス〜希望、あるいは災い〜5話のネタバレと感想
エルピス〜希望、あるいは災い〜5話のネタバレ
制作の墓場と呼ばれ低迷している「フライデー・ボンボン」の新米ディレクター・岸本拓朗(眞栄田郷敦)。
アナウンサー・浅川恵那(長澤まさみ)と共に上からの圧力にも負けず、独断で放送した八頭眉山連続殺人事件の冤罪報道は、大反響を呼んでいた。
しかし、通称チェリーことスタイリスト・大山さくら(三浦透子)が、飛び降りて病院に運ばれる。
事件当時、自分が家にいたせいで松本(片岡正二郎)が逮捕されただけでなく、拓朗と恵那を焚きつけて冤罪を世に訴えてしまったせいで、再審請求が棄却されたと思ったチェリー。
その罪悪感から酒と薬を飲んで飛び降りたのだという。
その矢先、会議で冤罪特集の打ち切りを宣言され、反抗する拓朗に対し、恵那は黙って受け入れた。
恵那もまたチェリーと同じように感じていたからだったが、拓朗は自分の過去と向き合い、真実を追求することに取り憑かれたように単独で調査を続行した。
松本死刑囚が山からおりてくるのを見たという、唯一の証言者・西澤正(世志男)が怪しいとにらんだ拓朗は、周辺への聞き込みを開始した。
西澤が一緒に住んでいる若い女性と、たばこの吸い殻で揉めていた隣人に話を聞くと、10年ほど前に八頭眉山の麓から引っ越してきたということがわかった。
また、毎日パチンコに行っているだけに見えるのに、いい車に乗っているのも気になるという。
拓朗は確信があったわけではなく、とにかく何かに没頭することで、過去の罪悪感から逃れようとしていただけだったが、手当たり次第に聞き込みをしていく。
あるスナックのママが、自分の息子と同級生の息子・健太がいたことで西澤を覚えており、ひどいDVをしていたことを教えてくれた。
その小学校の同窓会が開かれることを知った拓朗は、会に潜り込み情報収集を試みるが、酒に飲まれて情報を引き出すことはできなかった。
へべれけになって店でくだを巻いていた拓朗は、気付くと金属バットを持った少年たちに取り囲まれていた。
彼らは健太の友人で、拓朗を西澤に頼まれて健太の居場所を探している人物だと勘違いしていた。
慌てて自分の素性と目的を話すと、健太に連絡を取ってくれ、電話で直接話をすることができた。
その頃、恵那は斎藤正一(鈴木亮平)に、2人で食事をしたいと高級レストランに呼び出されていた。
広いフロアの丸テーブルに通された恵那は戸惑って斎藤に真意を尋ねると、「好きな女とおいしいものを食べたい」と微笑まれ、一緒にコース料理を楽しんでいた。
そんな恵那の元に、報道の同期・滝川雄大(三浦貴大)が現れ、松本は警察をも動かすとても大きな力によって犯人に仕立て上げられたのかもしれないと言う。
滝川は、先日起こった八頭眉山の少女殺害事件の捜査状況に違和感を覚えたのをきっかけに、その考えに至ったのだそうだ。
さらに、斎藤がその事件を捻じ曲げられるほど力を持っている、大門雄二副総理(山路和弘)に可愛がれているという事実も教えてくれた。
後日、拓朗は斎藤を呼び出し、冤罪事件を「フライデー・ボンボン」で扱えなくなったことを伝え、どうすればいいのかアドバイスを求めた。
様相も変わり必死な拓朗に、斎藤は何か重要な真実を見つけたら自分の元に持ってくるよう伝えたのだった。
拓朗は、西澤の元妻である吉村由美子(小林麻子)が取材に応じてくれたため、名古屋へ向かった。
彼女は、西澤の証言が嘘であることをはっきりとカメラの前で証言した。
事件当日の該当時間、西澤は酒に酔い自分をいつものように散々殴った挙句、寝てしまったのだと。また、自分だけでなく、息子と娘もいたので証言ができるという由美子は、今までは子供たちが小さかったため、西澤から逃れることに必死で何も言えなかったことを深く後悔しており泣き崩れた。
今回の取材を受けたのは、成人を迎えた息子が背中を押してくれたからだったという。
自分の手で真実を掴んだ拓朗は、「フライデー・ボンボン」の収録で、このVTRを流そうと決意。
この事件に関わるきっかけとなったアイドルを脅し、VTRの振りを言わせたが、差し替えテープを渡す拓朗の挙動に不信感を持たれてしまい、放送は未然に防がれた。
収録が終わると、チーフプロデューサー・村井喬一(岡部たかし)がそのテープを持って、すごい剣幕でスタジオに乗り込んできた。
拓朗が見つけられず恵那に詰め寄るが、詳細を知らない恵那は戸惑いながら、村井とともにテープの内容を確認する。
その頃、拓朗は自分の差し替えが不発に終わったことに失望し、スタジオを飛び出して酒をあおりながら街を徘徊していた。
VTRを確認し終えた恵那は急いで電話をかけ、ファミレスで拓朗と落ち合うと、自分が逃げてしまったことを謝ると同時に、真実を見つけてあのVTRを撮ったことを称賛した。
それを聞いた拓朗はようやく正気を取り戻し、久々にお腹いっぱい雑炊をかき込んだ。
母への不信感から家を出ていた拓朗は、睡眠をとるためにネットカフェを探していたが、恵那は半ば強引に家に連れ帰り、家のソファで十分な睡眠を与えたのだった。
エルピス〜希望、あるいは災い〜5話の感想
拓朗が出会った頃の恵那がそうだったように、ずっと心の底に淀んでいたものが決壊したみたいでしたね。
見ないふりをし続けることは、思っているよりもっとずっと苦しくて、重たいものなのかもしれません。
そして、その苦しさや重みは、外から見ただけでは誰にもわからない。
長い年月をかければ、そんなものを抱えていることさえも知られずに生きていくこともできてしまう。
でも、時間が経てば経つほど、その淀みは濃縮されていってしまう。
目には見えないそういう感情を、このドラマでは「食べ物」に結び付けているように感じました。
「何か」で身体がいっぱいになってこれ以上入らないことを、食べ物が喉を通らないことで表現し、言いたいけど言えない時には、苦しそうに口いっぱいに何かを頬張っています。
今回は、今まで苦しい事だった「食べる」が様相を変えて、おいしい、満たされる幸せなものになっていました。
「食べる」描写で、プラスの感情が出てきたのは今回が初めてだったのではないでしょうか。
同期からの情報で、斎藤がどんどん怪しくなってきた5話。
次回で1章が終わるとの予告でしたが、これからどんな展開が待ち受けているのでしょうか。
ますます目が離せません!
第6話の続きはこちらからどうぞ〜。
☆ドラマを一気見したい方は、ぜひこちらから!
☆ドラマの原作や脚本、キャスト、登場人物・相関図は、こちらの記事にまとめていますので、ぜひご覧ください♪
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