イチケイのカラス9話の感想とネタバレあらすじ〜裁判員裁判の行方は!?

2021年のドラマ

月9ドラマ『イチケイのカラス』9話は裁判員裁判がテーマです。審理する事件は複雑な事情が重なり合った殺人事件!みちお(竹野内豊)と裁判員に選ばれた6人は、はたして真実を見抜き正しく裁くことができるのでしょうか!?
この記事はドラマ『イチケイのカラス』第9話のネタバレあらすじと感想をお伝えします。



イチケイのカラス9話のあらすじ

ドラマ『イチケイのカラス』第9話のあらすじは、番組ホームページより引用してお伝えします。

イチケイのカラス第9話「いったいどうなる?裁判員裁判」

みちお(竹野内豊)や坂間(黒木華)たち“イチケイ”が扱うことになった「世田谷家政婦殺人事件」が、裁判員裁判で審理されることになった。

書記官の川添(中村梅雀)を中心にさっそく裁判員の選任手続きが行われ、その結果、塾講師の大前正一(山崎銀之丞)、結婚相談所勤務の落合清美(池津祥子)、土木作業員の田部公平(山口森広)、主婦の立原理沙子(太田順子)、証券マンの西園寺勝則(永田崇人)、大学生の小中渚(羽瀬川なぎ)の6名が選ばれる。

補充裁判員として選ばれたのは、派遣社員の新村早苗(行平あい佳)、「みちおを見守る会」メンバーでもある自由業の富樫浩二(明樂哲典)だった。

事件の被告人は高見梓(春木みさよ)、被害者は桐島優香(八木さおり)。
梓は家政婦として桐島家で働いていたが、ある時、柵が破損していることを知りながら3階のバルコニーで優香と争い、突き飛ばして転落させたという。

梓は、転落後もまだ息があった優香をそのまま放置。たまたまやってきて異変に気づいた配達員が救急車を呼んだが、優香は命を落としていた。

また優香は、梓に多額の遺産を残すことを1年前に弁護士に書面で伝えていたという。

優香の娘・希美(松風理咲)も見守る中で行われた第1回公判で、梓は、自分は殺していない、あれは事故だと主張。遺産の件も知らないと証言する。

実は梓は、5年前に火災事故で夫と娘を亡くし、譲り受けた夫の会社を売却して多額の資産を得ており……。

引用元:https://www.fujitv.co.jp/ichikei/story/story09.html

第9話は、裁判員裁判がテーマのようですね。

実際に私の親戚も裁判員に選任され、自分に務まるのか悩んでいました。

今回のストーリーは、いろいろ考えさせられそうですね!

ドラマ『イチケイのカラス』第8話は、2021年5月31日(月)よる9時スタートです。
どうぞ、お楽しみに〜!

☆第8話の振り返りはこちらからどうぞ。

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イチケイのカラス9話のネタバレと感想

イチケイのカラス9話のネタバレ

裁判員裁判がスタート!

朝から誰かにつけられているような気配を感じる、坂間(黒木華)。
裁判所に入ると、石倉(新田真剣佑)が坂間をつけ回しているという男を連れてきた。
男は富樫浩二(明樂哲典)。みちおの熱狂的なファンで「みちおを見守る会」の会長を務めていた。
富樫は裁判員選任手続きにやってきたという。どうやら、石倉の勘違いだった。

その日は裁判員等の選任手続きが行われる日。会場に続々と人が集まってくる。
イチケイの部長・駒沢(小日向文世)は、今回裁判員制度で取り扱う事件の説明をはじめる。
被告人は高見梓(春木みさよ)。被害者である桐島優香(八木さおり)の家で家政婦をしている。
今回の裁判は、6人の裁判員と2人の補充員で行われることになり、クジによって裁判員が決定した。

裁判員に選ばれたのは年齢も職業もバラバラな8名。大前正一(山崎銀之丞)、落合清美(池津祥子)、立原理沙子(太田順子)、田部公平(山口森広)、大学生の小中渚(羽瀬川なぎ)、西園寺勝則(永田崇人)。補充員の新村早苗(行平あい佳)、そして「みちおを守る会」の会長・富樫。

みちおは皆を集めて円陣を組み、かけ声をする「皆さん、がんばりますよ!」

 

第1回公判

第1回公判が始まる。検察官の井出(山崎育三郎)が起訴状を読み上げる。

事件の内容は被告人の高見梓(春木みさよ)は、被害者である桐島優香(八木さおり)の家で家政婦をしており、殺意をもって3階のバルコニーから被害者を転落死させたというもの。

これに対し、被告人の梓は「私は殺してはいない、あれは事故だった」と容疑を否認した。

公判の後、みちおのおごりで、石倉の実家の蕎麦を食べながら、公判の内容について全員で議論することに。
ホームセキュリティカメラに残された事件現場の映像から、3階のバルコニーの手すりが破損しており、転落した優香は即死ではなく、梓はその様子を5分位放置したまま立ちすくんで見ていた。

家にやってきた配達員が救急車を呼んだが、間に合わずに優香は亡くなる。すぐに助けを呼べば助かったかもしれないという。

さらに、優香は1年前に多額の遺産を梓に残すことを弁護士に書面で伝えていたが、梓は知らなかったという。駒沢はこの事件の争点は計画殺人か事故かと皆に問う。

裁判員はそれぞれ自分の考えを述べ始めるが、1人が梓についてのネットニュースを見つけたと話す。梓は5年前に火災事故で夫と娘を亡くしていた。その後、旦那の会社を譲り受け売却し、多額の遺産を手にしたという。

そのことで裁判員たちの議論は紛糾する。金目当ての悪女だという者。お金があるのに殺す必要はない、今はお金持ちの家政婦もいて誇りを持って仕事をしている人もいるという者も。しかし、すぐに助けなかったことから、やはり梓の犯行だと全員の答えは一致した。

第2回公判

第2回公判終了後、裁判員たちは公判内容について議論する。

配達員は優香が「お願い助けて。許して」といっていたと証言するが、梓はこれを否定。
優香の救命にあたった医師は、優香が亡くなったとき梓が安堵していたようだと証言する。

しかし、優香の娘・希美(松風理咲)は、11歳の時に心臓移植の手術を受け、自宅に戻ってきたころから梓が家政婦としてやってきた。両親は幼いころに離婚していて、母親と二人暮らしをしていたが梓が支えてくれて家族が増えたように感じていた。母親の優香と梓はとても仲が良くまるで姉妹のようだった。希美自身も本当の叔母のように慕い、梓を信じていると証言。

また、梓の同僚の家政婦は、火災事故の後で家政婦として働くことになった梓は、生きる希望を見つけたようだった。優香たちを支えていたのではなく、梓が支えられていたと話していたことを証言する。

梓を擁護する意見に裁判員たちは困惑し、人の人生を左右する裁判に素人である裁判員は必要ないのではと言い出す。

みちおは” 姪っ子トーク” を始める。「意味の全く違うことわざはどっちが正しいのか?例えば、三度目の正直と二度あることは三度ある。善は急げと急がば回れ」いろんな立場の人の考えから正しさを導き出すのが裁判員裁判だと。

その後、みちおは職権を発動し、現場検証を行うことに。

第3回公判

第3回公判後、検証を始める裁判員たち。
ホームセキュリティに残された音声から「許さない」という梓に「やめて離して」という優香。
このことについて梓は答えたくないと黙秘した。梓が黙秘したことで裁判員たちは何か守りたいものがあるのではと推測する。

また、優香の友人による証言が気になるという。友人が事件の1ヶ月ほど前にいっしょに食事をした際、優香がテレビであるニュースを見た後、急に過呼吸になった。

そのニュースは、長野県の山林で土砂崩れがあり身元不明の男性の遺体が発見されたというもの。遺体は頭蓋骨が陥没していて殺人の可能性があるという。

さらに、その遺体にはあるクラブの記念品のライターが残されていて、そのクラブの女性が事件の1週間前に優香のもとを訪ねていたという。

みちおは、2人の過去について調べ上げた年表を見て、あることに気づく。

新たな事実が出てきたことで、裁判員たちはやる気をみせるが、大学生の小中は突然裁判員を辞めたいと申し出る。「残酷な結果が待っているかもしれない、覚悟を持って裁くことができない」と。
小中は裁判から外れることになった。

人が人を裁くことに不安になる裁判員たち。「人を裁くことで後悔したことはないのか」と尋ねられた駒沢は「取り返しのつかない後悔がある。だからこそ、続けている。続けることでその後悔を伝えていくことができる」とそう答えた。

第4回公判

第4回公判で、みちおは再び証言台に立った被害者の娘・希美に、11年前に受けた心臓移植は梓の娘の心臓だったことを告げる。通常は個人情報の観点からドナーと患者の関係が知れることはないが、希美が心臓移植のことを書いた新聞記事を、たまたま読んだ梓が優香のもとを尋ねたという。

このことを知った上で、希美にどう思うかと尋ねるみちお。希美は驚くこともなく、梓はその事実を知られたくなかったのだろう。梓のことは、今でも家族と思っていると。そして、どんな真実でも受け止めると答えた。

検察官の井出は、長野で発見された身元不明の遺体が希美の父親だったことを明かすと、梓は事件当日のことを話し始める。

優香は希美のもう1人の母親として心に留めておいてほしい。そして、全ての遺産を譲り希美に託したいと言って、事件のことを打ち明けたという。

優香は、13年前、長野の別荘で夫に殺されたかけた。借金を抱えた夫が事故に見せかけて優香を殺そうとし、さらに心臓疾患を抱えた希美にも保険金をかけていたという。

優香は隙を見て夫を殴り逃げ出したが、後で戻るとまだ息はあったが放置して死なせた。そして、山林に遺棄したと。

その後、行方不明として扱われていたが、遺体が発見され、遺体に残されたライターからクラブの女性に知れることになり、お金を要求されたという。

もう逃げきれないと思った優香は、母親が殺人者ということで娘の将来を台無しにしたくないと、事故に見せかけて自殺したのだ。そうすれば事件は藪の中だと。
「やめて。お願い助けて。許して」という優香の言葉は、救急車を呼ぼうとする梓への最後の願いだった。

みちおは法壇から降りて、梓に語りかけた。「あなたは、真実を希美さんに知られたくなかったのですね、もう1人のお母さんとして」

そして最後に「あなたは助けを呼ぶべきでしたか。それともそのまま死なせてあげてよかったと思いますか?」と尋ねると「わかりません。私はどうすべきでしたか。教えてください」梓はそう答えた。

 

第5回公判、判決の時

第5回公判で、みちおは判決を言い渡す前に、裁判員たちに意見を求めた。

それでも助けるべきだった。自分は同じ行動をしていたと思う。わからない。どちらか正しかったのか答えが出せない。裁判員たちの答えはさまざま。

みちおは「どちらが正しいのかは、これから被告人自らが見つけていくものだと思う」と告げる。

そして、判決が下された。
被告人は懲役1年。執行猶予3年。理由は殺人ではなく自殺幇助とみなされた

坂間が襲われる!?

公判が終わった後、みちおは傍聴席に坂間を恨みがましく見つめる男がいたことを話す。以前から気になって、坂間が担当した裁判資料を調べていたという。そしてみちおは何かに気づき、慌てて部屋を出る。

ちょうどその頃、坂間は男に襲われそうになっていた。男は「偉そうに上から目線で!」そう叫ぶと坂間を階段の上から突き飛ばした。間一髪のところで、みちおが坂間をかばって頭を壁にぶつけ気を失ってしまう。

病院で検査を受けて戻ってきたみちお。幸いにも、たんこぶだけで大事には至らず、犯人も警察に引き渡された。坂間を襲った男は、集団カンニングの事件で坂間が判決を下したことを逆恨みしての犯行だった。

坂間を気遣うみちおに「こんなことでひよったりはしない。改めて覚悟ができた」と坂間はいう。
みちおは、坂間がどんな裁判官になるのか楽しみだといい、食事に誘った。

第10話に続く・・・



イチケイのカラス9話の感想

いやぁ、今回もいろいろ考えさせられる内容でした。

娘のために自ら命を絶った優香の最後の願いを、ただ黙って立ち尽くすことしかできなかった梓。

2人の出会いは運命だったのでしょうか?梓にとってはあまりにも残酷な結末となってしまいました。
ですが、梓の亡くなったの娘の心臓を受け継いだ希美が、全てを受け入れ今も変わらずにいてくれることに救われたのではないでしょうか?

どうするのが正しかったのかは誰にもわからないと思います。やはり、みちおが言うように梓自身がこれから見つけていくしかないのでしょうね。

 



 

イチケイのカラス9話のゲストキャスト紹介!

高見梓:春木みさよ
家政婦。「世田谷家政婦殺人事件」の被告人

桐島優香:八木さおり
家主。被害者。

桐島希美:松風理咲
優香の娘

大前正一:山崎銀之氶
「世田谷家政婦殺人事件」の裁判員。塾講師。

落合清美:池津祥子
「世田谷家政婦殺人事件」の裁判員。結婚相談所勤務。

新村早苗:行平あい佳
「世田谷家政婦殺人事件」の補充裁判員。派遣社員。

立原理沙子:太田順子
「世田谷家政婦殺人事件」の裁判員。主婦。

田部公平:山口森広
「世田谷家政婦殺人事件」の裁判員。土木作業員。

小中渚:羽瀬川なぎ
「世田谷家政婦殺人事件」の裁判員。大学生。

西園寺勝則:永田崇人
「世田谷家政婦殺人事件」の裁判員。証券会社勤。

 

月9ドラマ『イチケイのカラス』第10話の続きはこちらからどうぞ〜〜!

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