2023年4月から放送の連続テレビ小説『らんまん』の脚本を担当するのは長田育恵さん。
戯曲やミュージカルなど舞台の脚本を手がける脚本家ですが、長田育恵さんとはいったいどのような方なのでしょうか?
記事では、脚本家・長田育恵さんの出身地や誕生日などwikiプロフィールのまとめ、受賞歴や代表作品についてお伝えしたいと思います。
長田育恵(脚本家)の出身地・誕生日wikiプロフィール
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— ステージナタリー (@stage_natalie) July 8, 2020
長田育恵さんの出身地や誕生日などwikiプロフィール をまとめてみました。また、主催する劇団ユニット「てがみ座」についてお伝えします。
長田育恵(脚本家)のwikiプロフィール
長田育恵 wiki プロフィール
名前:長田育恵(おさだ いくえ) 誕生日:1977年5月18日 年齢:44歳(2021年9月現在) 出身地:東京都 血液型:A型 職業:劇団ユニットてがみ座主宰/劇作家・脚本家 所属事務所:ノート株式会社 |
東京都大田区馬込村出身の長田育恵さんは、1977年5月18日生まれの現在44歳。
幼少期は祖父と3世代同居で地元の学校に通っていたそうです。
中学高校は、中高一貫のミッションスクール「普連士学園」に入学、1学年3クラスの120人だけで6年間をいっしょに過ごしたそうです。
この人数だけで、6年間もずっと共に過ごしてきたとなるとつながりというか、結束力も強かったのではないでしょうか?
その後、1996年に早稲田大学第一文学部文芸専修科に入学。大学在学中は「早大ミュージカル研究会」に所属し、脚本・作詞・演出を担当していたそう。
1998年にミュージカル「ATALAS」の脚本を手がけ、早稲田大学演劇博物館創立70周年戯曲賞の最終選考まで残りました。
大学卒業後もミュージカルの執筆活動を続けミュージカルを上演する一方で、2007年日本劇作家協会の戯曲セミナーに参加。
翌年2008年に、戯曲「カシオペア」にて日本劇作家協会研修課、井上ひさし個人研修生に採用されます。以降、劇作家で放送作家の井上ひさし氏に師事、本格的に戯曲の執筆を始めます。
2009年より、劇団ユニット「てがみ座」を主宰。毎年、舞台公演を行ってきました。
その他にも、依頼された公演戯曲やミュージカルの脚本・作詞・演出など数多くの作品を手がけています。
現在は映画やテレビドラマの脚本を担当するなど活動の場を広げています。
長田育恵(脚本家)主宰のてがみ座とは?
『てがみ座』は長田育恵さんを主宰として2009年に旗揚げした劇団ユニットです。
メンバーは全公演の脚本を手がける長田育恵さんをはじめ、俳優の箱田暁史(はこだ あきふみ)さん、石村みか(いしむら みか)さん、岸野健太(きしの けんた)さんの4人。
これまでに年2回のペースで20作品あまりを公演していますが、戯曲を根本にした演劇を基軸とし、上演作品に応じて、演出家・出演者・スタッフを集い、多彩な才能とコラボレーションするスタイルをとっているそうです。
「人の生命がきらめく、言葉に本当の意味が宿る瞬間。『詩(うた)』が立ち上がるその瞬間を捉えたいと願う」をモットーに、その確かな構成力と心の揺れ動きを丁寧に紡ぎ出す台詞や、スケールの大きな世界観を描く筆力に定評がある劇団ユニットです。
主宰者の長田さんが戯曲を執筆し、その作品に応じて演出家・出演者・スタッフまで毎回変わるというこだわりがあるんですね〜。
小さな劇場で少人数によるお芝居のようですが、10年以上も毎年舞台公演を続けているのはすごいことですよね!
作品だけではなく俳優個人や舞台美術、衣装などでそれぞれ受賞するなど、実力派の劇団といえそうですね〜!
長田育恵(脚本家)の受賞歴は?
長田育恵さんは大学卒業後、2003年にジョーズカンパニーで上演されたミュージカル『ココ・スマイル3』にて執筆活動を開始します。
その後、劇作家・井上ひさし氏に従事し、戯曲にも執筆の幅を広げ、舞台の戯曲やミュージカルの脚本・作詞・演出などを手がけてきました。
現在44歳という若さの長田さんですが、これまでにも幾つもの作品がノミネートされてきました。
これまでの長田さんの受賞歴をご紹介します。
・2015年『地を渡る船』(てがみ座) 第70回文化庁芸術祭賞演劇部門 新人賞
・2016年『蜜柑とユウウツ』–茨木のりこ異聞–(グループる・ばる) 第19回鶴屋南北戯曲賞
・2018年『砂塵のニケ』(青年座)、『海越えの花たち』(てがみ座)、『豊饒の海』(PARCO PRODUCE) 第53回紀伊國屋演劇賞 個人賞
・2020年『現代能楽集X「幸福論」〜能「道成寺」「隅田川」第28回読売演劇大賞 選考員特別賞
・2020年『ゲルニカ』 読売演劇大賞 優秀作品賞
・2020年『ロボット・イン・ザ・ガーデン』 2020年ミュージカル・ベストテン 第1位
・2021年『流行感冒』 東京ドラマアウォード 単発ドラマ部門 優秀賞
長田育恵(脚本家)ドラマや戯曲など代表作は?
早稲田大学に在学中からミュージカルの舞台の脚本を担当し、卒業後には井上ひさし氏のもとで戯曲を学んでいますが、そもそも脚本と戯曲との違いとは何なんでしょうか?
どちらも対話の形で書かれた台本のようなものですよね?
ちょっと気になったので調べてみましたよ〜。
「脚本」とはテレビドラマや映画、舞台など実際に上演するために書かれた台本のようなものですが、「戯曲」は脚本のように見える文学作品で、必ずしも上演する目的で書かれたものではないそう。
ですが、戯曲の多くは多少手直しをして、脚本となって上演されているそうですよ〜。
なるほど〜!これでおわかりいただけたのではないでしょうか?
次に、長田育恵さんが手がけた戯曲(舞台・ミュージカル)、テレビドラマについて代表作をご紹介します。
<戯曲(舞台・ミュージカル)>
2007年「ノラの光景」
2008年「ラブリーズ〜君に捧げるハーモニー〜」
2009年「カシオペア」
2010年 青蛾館25周年記念「青ひげ公の城」
2010年 非難を選ぶ演劇人の会 ピースリーディング 第三部「井上ひさし平和への祈り」
2011年「線のほとりに舞う花を」
2012年「青のはて-銀河鉄道前奏曲~」
2013年「地を渡る船−1945/アチック・ミューゼアムと記述者たち–」
2016年「SOETSU −韓(から)くにの白き太陽」
2017年「『仕事クラブ』の女優たち」
2018年「豊饒の海」
2019年「遠野物語」
2020年 PARCO THEATER OPENINNG SERIES「ゲルニカ」
2020年 ミュージカル「ロボット・イン・ザ・ガーデン」劇団四季
2020年 現代能楽集X「幸福論」〜能「道成寺」「隅田川」
2021年 特別公演 夜能と夜語りの会「葵上」
2022年 レストラン「ドイツ亭」
<テレビドラマ 脚本>
2016年「リテイク」第4話(フジテレビ系)
2019年 特集ドラマ「マンゴーの樹の下で〜ルソン島、戦火の約束〜」(NHK)
2020年 プレミアムドラマ「すぐ死ぬんだから」全5話(NHK)
2021年 特集ドラマ「流感感冒」(NHK)
2021年 「群青領域」(NHK)
2022年 特集ドラマ「旅屋おかえり」(NHK BSプレミアム)
2023年 連続テレビ小説「らんまん」(NHK)
長田さんは、2014年に市川海老蔵さんの舞台「市川海老蔵第二回自主公演 ABKAI 2014」で初めて歌舞伎の脚本を手がけたときは、とても刺激的な作業だったと感想を述べていました。
近年では、2020年に上演された劇団四季のミュージカル「ロボット・イン・ザ・ガーデン」で、実に16年ぶりとなるオリジナルミュージカル作品の脚本と作詞を担当し、話題になりました。
これから先、劇団四季のロングセラー作品となりそうですね〜!
近年はNHKのドラマを続けて手がけるなど、テレビドラマ作品にも力を入れているようです。
テレビドラマの脚本家としてはまだそれほど知られていませんが、これから知名度も上がり人気脚本家の仲間入りをするのではと期待しています!!
☆2021年10月放送のNHKドラマ10『群青領域』の脚本を手がけている長田さん。ドラマの内容については、こちらにまとめていますのでどうぞご覧ください。
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