『ドラゴン桜2』7話のネタバレ感想!
『ドラゴン桜2』第7話のネタバレ感想についてお伝えします。
東大模試をめぐる専科メンバーたちの不安
東大専科の7人が東大模試を受けることになり、東大模試で合格の見込みがないと判断されたものは専科を辞めなければいけない。あまりに高いハードルに専科のメンバーたちは混乱し不満ばかり言う。見かねた小杉(志田彩良)が、桜木(阿部寛)に早く授業を始めてほしいと切り出すと、メンバーたちはしぶしぶ席に戻った。
水野(長澤まさみ)はさすがに今の学力では、小杉(志田彩良)と藤井(鈴鹿央士)以外は専科に残れる見込みはないと桜木に抗議していると、そこへ教頭の高原(及川光博)が通りかかる。
それでは生徒たちのやる気を奪いかねない。ただちに宣言を撤回すべきだというが、早々にその場を去って行った。
理事長の久美子(江口のりこ)の話では、先代との約束で5人東大合格を出せば高原は理事長に、そして久美子は退任する話になっているという。桜木は「よほど先代は理事長を辞めさせたいんだな。理事長には悪いが、東大専科7人全員合格させる」と宣言する。
久美子は先代が裏で龍海学園を売却しようとしていることは桜木には伝えなかった。
学校からの帰り道、奈緒(南沙良)は、楓(平手友梨奈)に緊張しないのかと尋ねるが、バドミントンの試合に比べればぜんぜんという。それを聞いた奈緒と天野(加藤清史郎)はますます不安になる。
天野が家に帰ると、弟の裕太(深田竜生)がオールA評価の成績表を見せつけ、中途半端な東大受験なら恥をかくだけ、やめた方がいいと言い放ち、さらにプレッシャーをかける。
英語の特別講師・由里杏奈(ゆりあんレトリィバァ)が登場!
東大模試まで後2日。桜木は新たな英語の特別講師・由利杏奈(ゆりあんレトリィバァ)を招いていた。
由利の指導方はかなり変わっていた。ノリのいい英語の音楽に合わせて踊りながら英語を勉強するというもの。東大模試のリスニングは問題の1/4を占めるため、そのために耳を鍛えるという。
英語は話せなくても “ボソボソシャドーイング” を使いリスニングを鍛えることで飛躍的に点数をアップさせるという桜木の作戦だ。
” ボソボソシャドーイング “とは、大きな声で話すのではなくボソボソと話す感じで英語をマネする。完璧を求めず適当に、但し自信を持ってやることが大事だという。
初めは、信じていなかった専科のメンバーたちも、しだいにリズムに乗ってボソボソシャドーイングを楽しむようになる。
そんな中、奈緒だけは東大模試まで時間がないのにこんなことをやっていても意味がないと言い出す。
桜木は「もう自分がクビになると決めつけているのか」と奈緒にレッドカードを出す。外に出て100回空気を吸ってこいと命じ、教室から退場させた。
水野は奈緒の様子を心配するが、桜木はそれでいいという。自分の弱さを知り、乗り越えることで強くなれる。東大受験にはそれくらい強い心が必要だと。
海を見つめる奈緒に、健太(細田佳央太)は「明るい早瀬さんは可愛い。でも、明るくない早瀬さんは可愛くない」と健太なりに励ます。
健太を迎えにきた小杉に「ウジウジしてる暇があるなら勉強したら」といわれ「わかってるよ私だって!」と声を荒げる奈緒。
天野もまた、自信が持てずに悩んでいた。そこへ藤井がやってきて「わかるよ。兄弟が優秀なのに自分はって…」そう言いかけると「何が言いたいの」といって天野はその場を去って行った。
藤井は自分も同じだと励ますつもりだったが、天野は話を聞く余裕すらなかった。
東大模試のための『東大模試6か条』
東大模試まで、あと1週間。桜木は東大模試に向け『東大模試6ヶ条』を発表する。
その1:東大模試は年6回うける。
東大受験は科目によっては2時間半を超えるものもある。そのために体を慣れさせるため。
その2: 国語は必ず古文から始める。
東大受験にとって必要なものは時間配分。現代文は格段に難しいので確実に点が取れる古文から解いていく。
その3 数学は言葉で方針を書く。
東大の数学は格段に難しく解けない問題が多い。解くための自分の方針を書くことで点がもらえる場合がある。
その4 必ずおやつを持っていく。
東大受験は長丁場。おやつを食べることで栄養補給ができ、リフレッシュ効果にもなる。
その5 社会は既習範囲しか出題されない。
習ったものしか出題されないから、余計な勉強をしなくていい。
その6 リスニング試験でメモをとるな!
問題用紙にはメモを取ってもいいと書かれているが、これが落とし穴!メモすることに気を取られ大事なことを聞き逃してしまうから。そして、最初に問題文を読んでおくこと。あらかじめ予想しておくことで記憶も格段によくなる。
東大模試の当日
緊張しまくっている天野に、声をかける藤井。「そんなに緊張してるといい点がとれないぞ。落ちたら俺が勉強を教えてやるから」天野は「どうしてそんな無神経なことがいえるの!集中したいからもう話しかけないで!」と怒ってひとりで先に行ってしまう。
奈緒もまた、周りの雰囲気に緊張していた。瀬戸が「専科クビになっても死なねえから」というが、奈緒は不安で推しつぶされそうになっている。
第1科目・国語。
奈緒は周りを気にしてばかりで集中できないでいる。瀬戸は、国語は古文からと『東大模試6ヶ条』を思い出し、落ち着いた様子で試験に臨む。
第2科目・数学。
予想通り数学はかなり難しいようで、メンバーたちの表情も厳しい。奈緒はこんなのムリと思いながら適当に方針だけ書いておこうと答えを書き始める。
2科目が終わり昼休みの時間。
楓と瀬戸がお弁当を一緒に食べようと奈緒を誘うが、奈緒はとても食欲がわかないという。
天野もまた、自信が持てずトイレにこもっていた。すると、ユーチューバーをしている天野の話をする声が聞こえてきた。天野は自分のSNSのアクセスが急に伸びて、一緒に頑張ろうというコメントが書き込まれていることを知り「よし、頑張ろう」と心を決める。
第3科目・英語(リーディング)
天野はいつもやっているSNSでの発信を思い出し、調子が出てきたようだ。
その頃学校にいる水野は、東大模試が気になって仕方ない様子で、昼寝している桜木を叩き起こす。桜木は「やってきたことを信じる。自分自身を肯定する。そうすれば本来の力を取り戻す」という。
第3科目・英語(リスニング)
英語はメモをとるな。聞くことに集中する!メンバーたちはこの言葉を思い出していたが、奈緒だけはそのことを忘れてメモを取っている。
試験がようやく終了する。天野は得意の英語で調子が戻り、藤井に朝のことを謝ろうとするが、藤井は浮かない顔で帰って行った。小杉と健太は奈緒を見かけどうだった?と声をかける。奈緒はまあまあかなと笑ってみせるが、小杉は思ったよりできなかったと話す。
奈緒(南沙良)が離脱!?
東大模試翌日。桜木は東大模試について生徒たちに感想を聞く。
楓と瀬戸は、結果はどうかわからないが、今できることは全てやったと話す。
天野は、最初は全然ダメだったけど、昼休みからちょっとだけ気持ちが変わって自分的にはできたという。健太は楽しかった!と笑顔で答える。
小杉も楽しかった、今は全力で東大を目指せるからと手応えを感じているようだ。
俺は余裕だよと笑ってみせる藤井。
それぞれに前向きな感想だが、奈緒だけは様子が違った。最初から全然ダメで時間がすごく長く感じた。途中で嫌になりこういう人たちと東大受験するのか、ムリだと思ったと話す。
「だから東大受験を辞めるっていうのか?」桜木が問いただすと「どっちみち結果が悪かったらやめなきゃいけないんですよね。もう辞めます。今までお世話になりました!」
そう言って奈緒は教室から出て行った。
楓は慌てて奈緒を追いかけようとするが、桜木は放っておけと呼び止める。
奈緒はひとり海辺にいた。そこへ、岩井(西垣匠)と小橋(西山潤)がやってきて奈緒を励ます。
何が言いたいのと奈緒が尋ねると「桜木先生をもっと信じて頑張ってみろよ。アイツけっこういいヤツだよ」そう言って2人は帰って行った。
その夜。奈緒がまだ家に帰ってないと水野が慌ててやってくる。
桜木は「ちょうど腹が減る頃だから、携帯でメシをおごるからと連絡してみろと」いう。
その頃、奈緒は東大専科メンバーからのメールを読んでいた。一緒に頑張ろうと励ましのメッセージが続く中、水野からのメッセージに騙されないぞ!とつぶやくが、空腹には勝てず瀬戸屋に向かう。
桜木と水野は瀬戸屋でラーメンを食べていた。水野がお母さんが心配していたと奈緒に伝えると、
「お前の家はいい家だな。8時に帰ってこないくらいでそんなに心配しないぞ」と桜木はいう。
そして「お前は幸運だ」と話す。他のメンバーは何かしら問題を抱えている。普通に暮らせる奈緒は幸運だと。しかし、その幸運はやがて不幸になる。与えられた幸せにも気づかず、満足できないまま、すぐに諦めるから。「幸せになるために、お前にその覚悟はあるのか?」と桜木が問う。
奈緒は「模試の結果で辞めさせられる。どうせE判定でしょ」と涙ぐむ。
桜木は「E判定っていうのは、合格率20%っていうことだ。100回受験すれば20回合格できるということだ」という。
そして「お前は幸運をもっている。その20%に当てはまるかもしれない。人生を無駄にしたくなければ運に乗れ」と奈緒を勇気づけた。
数週間後、東大模試の結果が届いた。
桜木は結果を発表する。小杉はA判定。この時期のA判定は凄いと水野が褒める。
健太はC判定。教科に差がありすぎるので苦手科目を克服するようにと。小杉は「私より数学の点数がいい」と健太にいう。
予想外のD判定の結果に浮かない顔の藤井。
そして、残りの4人はE判定だった。
「東大専科を辞めなきゃいけないの?」奈緒が聞くと、桜木は不敵な笑みを浮かべ「お前らも笑え。失敗した時は笑うんだ」そう言って笑い始める。続いて水野が笑い出すと、専科のメンバーたちも笑い出しみんな笑顔になった。
桜木はこの結果を聞いて東大を諦めようと思ったかと、E判定の4人に問う。
4人は、たとえ東大専科を辞めても諦めないという。すると桜木は「俺はE判定だったらクビにするなんて一度も言ってないぞ」といってのけた!
唖然とするメンバーたちに、もう一ついいことを教えてやるという。
E判定は全体の50%を占める。つまり、今回の受験生の半分がE判定だったと。
水野も最初に受けた結果はE判定で「この時期は全然気にすることはない。むしろこの時期でよかったラッキー!」と話す。桜木は勝負はこれからだ!!と専科のメンバーたちを励ました。
放課後、海辺で藤井がD判定の結果を握りしめ悔しがっている。
桜木と天野がやってきて、桜木はその悔しさを忘れるなといって帰って行く。
天野は模試の時のことを謝り、藤井を慰める。その様子を嬉しそうに見守る桜木。
その頃、龍海学園の元理事長・龍野恭二郎(木場勝己)は、坂本(林遣都)や米山(佐野勇斗)らと話しをしていた。桜木が5人の東大合格生を出してくれれば、後は用はないと話す恭二郎。教頭の高原をうまく言いくるめて、龍海学園の売却に反対している娘・久美子を追い出し、学園を売却する魂胆だ。
瀬戸屋でラーメンを食べていた桜木のもとにメールが来る。その内容は「龍海学園売却計画について」というものだった。桜木は新たな不安を感じていた。
第8話に続く・・・
東大模試の結果で東大専科をやめさせられると、専科メンバーたちがあれだけ悩んだり、落ち込んだり、大騒ぎになったのに「俺はE判定だったらクビにするなんて一度も言ってないぞ」とさらりとかわす桜木。
それが作戦だったのか!?たまたまだったのか!?(笑)
ともかく、専科のメンバーがまた決意を新たに、やる気を取り戻せてよかった。
桜木が招集した、英語の特別講師・由利杏奈 (ゆりあんレトリィバァ。) の “ボソボソシャドーイング” もなかなか面白かったですね〜。
通常のシャドーイングよりも理にかなっていて、何より楽しく英語の勉強ができて、実際にマネする人も増えたのではないでしょうか?
ゆりあんレトリィバァさんの英語も素晴らしかったですね〜。
何でも、世界に通用するコメディアンを目指していて、英語でお笑いにチャレンジしたり、トレーニングで36kgのダイエットにも成功したそうですよ〜!
☆ドラゴン桜2の原作のマンガとの違いや脚本については、こちらをどうぞご覧ください!
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