話題のドラマ『漂着者』が、いよいよスタートしました。
このドラマは、秋元康さんが企画・原作・脚本を手がけ、その才能の全てを注ぎ込んだという渾身のオリジナル作品です。主演の斎藤工さんと3年越してようやく実現したそうで、ますます期待が高まりますね〜!
この記事では、ネタバレを含む感想や、ドラマの謎や今後の展開について考察していきたいと思います。
漂着者 1話のあらすじ
3人の女子高生が海岸を歩いていると、波打ち際に全裸の男(斎藤工)が倒れているのを発見します。
3人がスマホで動画を撮りながら恐る恐る近づいていくと、その男は突然顔を上げて「勝者には何もやるな」とつぶやいて、また意識を失ってしまいます。
病院に緊急搬送された男は検査を受けた結果、長い間海を漂流しかなりの距離を泳いできたため、多量の水を飲み溺れて海岸に流れ着いたことが判明。
その男は自分の名前すら覚えておらず記憶障害が疑われ、身元がわかるようなものも所持していませんでした。
男の左足首に入ったタトゥーだけが、唯一の手がかりであること以外何もわかっていません。
一方で、3人の女子高生たちが、男を発見した際に撮っていた動画を、軽い気持ちでSNSに投稿したことで、「#イケメン全裸漂着者」というワードがトレンド入りし、大バズり!
発見時に男がつぶやいた「勝者には何もやるな」という言葉から、その男は「ヘミングウェイ」と呼ばれるようになり、瞬く間にその名が広まってしまうことに。
女子高生たちは、ヘミングウェイの動画を投稿することで、ヘミングウェイを知る人が現れるのではないかと、その後もSNSにアップし続けます。
そんな中、女児の失踪事件が発生し、県内でこの半年の間に起きた女児5人の連続殺人事件と関連があるのではと世間を騒がせていました。
この一連の事件を捜査していた県警捜査一課の刑事・柴田俊哉(生瀬勝久)と野間健太(戸塚純貴)、事件のスクープを狙う新聞記者・新谷詠美(白石麻衣)らが事件を追う中、女児は無事に発見されます。
ところが、女児が発見された場所がヘミングウェイがスケッチブックに描いていた場所と酷似していたことから、ヘミングウェイには予知能力があるのではとSNSで拡散してしまいます。
ヘミングウェイを取材するために病院を訪れた新谷と、事件との関連を疑う柴田と野間は、病室で新たにヘミングウェイの不思議な予知能力を目の当たりすることに・・・
そんなある日、ヘミングウェイとエレベーターに乗り合わせた入院患者・後宮徳治郎(越村公一)がヘミングウェイの左足首に入ったタトゥーに気づいて何かをつぶやき、突然怯え始めます。
そして、翌朝、後宮は謎めいたポーズをとったまま首を吊った状態で発見されるのでした。
漂着者 1話のネタバレ感想
いよいよ話題のドラマ『漂着者』が始まりましたねー!
このドラマは謎が多くてストーリー展開がとても早いため、初回放送後には「何これ、おもしろい!」「終わり方が怖い〜」「まいやん(白石麻衣)の演技が上手くなった!」と、SNSでも大きな話題となっています。
さっそく、第1話のあらすじにそって、印象に残ったシーンや気になったことなど、ネタバレも含めた感想をお伝えしたいと思います。
漂着者1話 斎藤工の全裸漂着シーンのこだわりとは?
主演の謎の男(ヘミングウェイ)・斎藤工さんが、全裸で海岸に漂着し、波打ち際に打ち上げられているシーンは、何とも衝撃的で、物語の冒頭からドキドキさせられましたよね〜。
斎藤工さんは「どうしても全裸で登場したかった」とドラマ収録時のこだわりを明かしています。
全裸で海岸に漂着するオープニングのシーンでは、「潮の満ち引きでヤドカリが一斉に海の方にもどっていく。たくさんの生命体が僕の節々の溝に入って体をむしばんでいった。ヤドカリの宿になりかけた」と茶目っ気たっぷりにコメントしていましたが、撮影はなかなか大変だったようですね〜。
どうして全裸だったのか気になるところですが、謎の男の正体につながるポイントの一つになるのではないでしょうか?
このドラマの舞台は新潟県ですが、ヘミングウェイが流れ着いたという浦野海岸は架空の海岸で、実際のロケ地は神奈川県三浦市にある「黒崎の花」で、撮影されたそうです。
周りには人工物などが一切なく、遠くに富士山が見えるという三浦半島随一の絶景の場所とのことでこれから訪れる人が増えそうですよね〜。
それにしても、斎藤工さんのようなイケメンが全裸で海岸に漂着したとなれば、SNSで大バズりするのは当然ですよね〜!これが、普通のおじさんだったらこうはいきません(笑)
漂着者1話 女子高校生役の3人(ラペ・ペリ・リモ)は誰?
物語は、3人の女子高校生(ラペ・ペリ・リモ)が、スマホ片手に「まいやん見たぁ?マジおにかわだった!」「シンド」「ウケる〜!」などJK言葉を連発し、海岸で楽しそうにはしゃいでいるシーンからスタートします。
そして、海岸に全裸で漂着した謎の男(ヘミングウェイ)を発見した3人は、発見時の様子を撮影した動画を出来心でSNSに投稿したことで大バズりし、その後もヘミングウェイを撮影し・投稿し続けることで物語が展開して行きます。
女子高校生役にしては、ちょっと落ち着いた雰囲気をかもし出している3人ですが、いったい誰なのでしょうか?
まず1人目は、スマホで動画を撮りながら最初にヘミングウェイに話しかけた女子高校生・ラペ役を演じているのは、太田奈緒さん26歳。AKB48の元メンバーでエイベックス・アスナロ・カンパニーに所属する女優さんです。
2人目は、頭の上で髪をちょこんと二つに結び、陽気でおしゃべりな女子高校生・ペリ役を演じているのは、隅田杏花さん25歳。秋元康さんのproduce劇団オーディションに合格した後、「劇団4ドル50セント」の劇団員として活動する女優さんです。
3人目は、メガネをかけ可愛いらしい女子高校生・リモ役を演じているのは、吉田詩織さん24歳。
高校卒業後に女優になるために上京し、A.M.Entertainment に所属。将来はハリウッドデビューするのが大きな目標だという、現在人気急上昇中の女優さんです。
3人とも実年齢が25歳前後ですので、やはり女子高校生役としては少し無理があるのは否めませんが、ドラマではヘミングウェイを追いかけ、SNSに投稿していくというストーリー展開の重要な役どころを担っていますので、3人の活躍を楽しみにしたいと思います。
☆ ラペ役を演じている太田奈緒さんについては、こちらにまとめていますのでどうぞご覧ください。
☆ペリ役を演じている隅田杏花さんについては、こちらにまとめていますのでどうぞご覧ください。
☆ リモ役を演じている吉田詩織さんについては、こちらにまとめていますのでどうぞご覧ください。
漂着者1話 女児連続失踪事件はリリーフランキーが怪しい!?
ヘミングウェイがSNSで注目され始めた頃、4歳の女児・松園遥香(鈴木結和)がショッピングモールの地下駐車場で行方不明になるという事件が発生し、世間では新潟県内でこの5ヶ月の間に起きた5件の女児連続殺人事件と関連性があるのではと騒然としていました。
新潟県警捜査一課の刑事・柴田俊哉(生瀬勝久)と野間健太(戸塚純貴)は、性犯罪者のデータベースからわいせつ事件で2度不起訴となっていた雲行寺の住職・深見龍之助(リリー・フランキー)の犯行を疑い捜査に乗り出します。
しかし、ほどなくして遥香は工事中で蓋の開いていたマンホールに転落し、自力で下水道の中を10km歩き続け、那瀬川の河口付近で発見、無事に救出されたことで誘拐事件ではなかったことが判明します。
ところが、ヘミングウェイ(斎藤工)が描いた絵が、遥香が発見された那瀬川の河口付近と酷似していたことから、柴田らはヘミングウェイが一連の事件の犯人と、何らかの関係があるのではないかと病院を訪れますが、彼の不思議な予知能力を目の当たりにして唖然とすることに・・・
4歳の女児が下水道の中を1人で10kmも歩いたなんて、本当に単なる事故だったのでしょうか?
ヘミングウェイの描いた絵が意図するものとは、いったい何なのでしょうね〜。
一先ず、今回の遥香ちゃんの件は一連の女児連続殺人事件との関連性がないと判断されましたが、5人もの女児を殺害した犯人はいったい誰なのでしょうか?
お寺の住職という仮面を被り、平然を装っている深見(リリー・フランキー)が、何やら怪しいですよね〜!リリー・フランキーさんは、その存在だけで十分に怪しすぎますから〜!(笑)
いや、もしかしたら刑事の柴田(生瀬勝久)が、犯人逮捕のために全力で捜査を行なっているふりをしているのかもしれませんね〜。
漂着者1話 ヘミングウェイが予言したこととは?
記憶喪失で自分の名前すら思い出せないヘミングウェイ(斎藤工)は、緊急搬送された病院で担当医である精神科教授の国原栄一(船越英一郎)から、思い出したことは何でもメモをするようにと言われ、スケッチブックを渡されます。
そして、ヘミングウェイは自分の意思とは関係なく、手が動くままに絵を描き始めるのですが、その絵がまるで予言したかのように次々と的中し、予知能力があるのではないかと言われるようになります。
第1話で、ヘミングウェイが予言し、見事に的中させた事がらは全部で3つ。
1つ目は、行方不明になっていた4歳の女児・松園遥香(鈴木結和)が発見された場所を、絵に描いて予言していた。
2つ目は、新聞記者・新谷詠美(白石麻衣)が、ヘミングウェイを取材するため病院に訪れた際に、新谷がお見舞いに持ってきたひまわりの花と、前日の夜に怪我した指に包帯がしてある絵を描いて予言していた。さらに、指の怪我の原因となったガラスの破片が新谷のカバンの中に入っていることも言い当てた。
3つ目は、新潟県警捜査一課の柴田俊哉(生瀬勝久)が、ヘミングウェイに事情聴取するために病院を訪れますが、来る途中でコーヒーをこぼし、Yシャツにシミをつけている様子を絵に描いて予言していた。
この3つの予言が意図するものとは?いったいヘミングウェイは何者なのでしょうか?
ヘミングウェイが予知能力を秘めた超能力者となると、何でもありの単なるオカルトドラマになってしまうし、そんな単純なドラマではないはず。
そうなると、他に黒幕がいてヘミングウェイを利用しているのではないでしょうか?
次の章で、さらにヘミングウェイについて考察してみたいと思います。
漂着者 1話の考察
『漂着者』第1話を見終えて多くの謎や疑問が残りますが、ヘミングウェイと事件の犯人について考察してみたいと思います。
漂着者1話 ヘミングウェイは何者か?考察
『漂着者』第1話を見た限りでは、ヘミングウェイ(斎藤工)は何か宗教的な団体の教祖という感じがしました。
やはり、単純にオカルト的な超能力者ではなく、宗教的な団体の信者らがヘミングウェイを教祖として祀り上げるために工作したのではないでしょうか?
行方不明になっていた遥香ちゃん(鈴木結和)事件は、母親の松園真弓(西山繭子)が信者であればヘミングウェイが予言することは可能ですよね。
また、新聞記者・新谷詠美(白石麻衣)の指の怪我については、新谷の上司である橋太(橋下じゅん)が信者で、捜査一課の刑事・柴田俊哉(生瀬勝久)については、相棒の刑事・野間健太(戸塚純貴)が信者であれば予言を作り出すことができるはず。
病院のエレベーターでヘミングウェイと遭遇した後宮徳治郎(越村公一)も、左足首のタトゥーを見て動揺し、謎のポーズで挨拶をしていたように見えましたよね。
翌朝、後宮はその謎のポーズをしたまま死亡しているのが発見され、自殺と判断されましたが、後宮も熱心な信者だったのではないでしょうか?
そして、ヘミングウェイの身元引き受け人として迎えにやってきたという、NPO法人「しあわせの鐘の家」の主宰者・ローゼン岸本(野間口徹)も、同じポーズをしていました。
そうなると、「しあわせの鐘の家」の主宰者であるローゼン岸本が黒幕で、何らかの目的のために信者らを操っているのではないでしょうか?
ヘミングウェイの左足首にあるタトゥーと謎のポーズが、キーポイントになりそうですね!
漂着者1話 女児失踪事件の犯人を考察
『漂着者』第1話で起きた遥香ちゃん(鈴木結和)行方不明事件は、遥香ちゃんがマンホールに落ちたことによる事故だったことが判明しており、女児連続殺人事件とは関連性がないようですね。
ですが、単なる事故ではなく、宗教団体がヘミングウェイを予知能力を持った教祖として世間に知らしめるために、世間を騒然とさせている未解決の女児連続殺人事件を利用し、計画したものだったのではないでしょうか?
そして、未解決の女児連続殺人事件については、ヘミングウェイとは無関係で他に犯人がいると思います。
そうです! 宗雲行寺の住職・深見龍之介(リリー・フランキー)です!!
こんなにあっさりと断言してもいいのか!? 笑
漂着者 1話のまとめ
いやぁ〜、ドラマの冒頭からヘミングウェイ・斎藤工さんの全裸シーンで衝撃的な幕開けをし、その風貌とは似つかわしくない可愛らしい絵で事件を予知し、見事に的中させるという超能力者ぶりを見せつけてくれましたね〜!
ヘミングウェイを発見し、バズらせた女子高校生3人組(ラペ・太田奈緒、ペリ・隅田杏花、リモ・吉田詩織)は、高校生役にしてはちょっとムリがあるように感じられますが、この物語の展開に重要な役どころとなっていますのでお気になさらずに〜(笑)
捜査一課の柴田(生瀬勝久)と野間(戸塚純貴)のコンビも、ツッコミどころ満載で、ドラマを盛り上げてくれそうですね!
そして、新聞記者・新谷詠美(白石麻衣)は、取材を通してヘミングウェイ(斎藤工)と知り合うことになりますが、実はそれ以前から出会う運命にあったのではないかと予想しています。
実は、詠美がこの物語に隠されたキーパーソン、本当の主人公だったりして!?
女優としてはまだまだこれからですが、まいやん(白石麻衣)がんばれ〜〜!
(注)このドラマは漂流者ではありませんよ〜。漂着者です!
最後までご覧いただきまして、ありがとうございました。
☆ ドラマ『漂着者』についてはこちらにまとめていますので、どうぞご覧ください。
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