ドラマ『漂着者』は、企画・原作・脚本の全てを秋元康さんが手掛けるという、秋元さん渾身のオリジナル作品!
2019年に放送され大ヒットした『あなたの番です』(通称・あな番)も、秋元さんの作品でしたが、あな番にも負けないくらいのストーリー展開になっています。毎回、謎は深まるばかりで、ヘミングウェイはいったい何者なのでしょうか!?
この記事では、ドラマのあらすじやネタバレを含む感想、次々に起こる事件などについて考察していきたいと思います。
漂着者 3話のネタバレあらすじ
ヘミングウェイ(斎藤工)の担当医・国原栄一(船越英一郎)が、両目・口・耳を糸で縫われた姿で遺体として発見されました。
しかも、以前、病院で不審死を遂げた大学教授・後宮徳次郎(越村公一)と同じく、胸の前で手のひらをクロスさせた状態で亡くなっていたのです。
新聞記者・新谷詠美(白石麻衣)は、NPO法人「しあわせの鐘の家」の施設を訪れた際に、国原先生が亡くなったという知らせが入ります。
驚くことに、ヘミングウェイはすでにそのことを知っており、国原先生は何かを伝えるために、今朝施設に来ることになっていたと。
詠美は、なぜ国原先生に連絡しなかったのかと問い詰めますが、ヘミングウェイは「霊安室に横たわる姿が見えたから」と静かに告げました。
そして、「死が連鎖している。まだ、何人も死にますよ・・・」と不穏な言葉を残すのでした。
一方で、新潟県警の捜査本部では、ヘミングウェイが入院していた病院で猟奇的な不審死が続いていることに騒然としていました。
捜査一課の刑事・柴田俊哉(生瀬勝久)は、ヘミングウェイを重要参考人として呼び出そうと躍起になるのですが・・・
そんな中、失踪事件でヘミングウェイの不思議な予知能力によって救助された女児・松園遥香(鈴木結和)ちゃんが通う幼稚園で、ヘミングウェイを招いて感謝の気持ちを伝えるイベントが催されました。
お礼の気持ちを伝えるためにピアノ演奏を披露した遥香ちゃんが、ヘミングウェイに弾き方を教えようとすると、ヘミングウェイは突然ピアニストのような手つきで美しい音色を奏で始めます。
すると、その曲を聴いた詠美の目から自然と涙があふれ出てしまうのでした。
動揺する詠美が新聞社に戻ると、社会部のキャップ・橋太(橋本じゅん)から、今や時の人となったヘミングウェイの正体をスクープするようにとはっぱをかけられてしまいます。
そんな詠美に後宮教授の研究内容を知る上越工科大学の准教授・古郡俊哉(森隼人)から連絡があり、後宮教授の死の真相がわかるかもしれないと、詠美は古郡に会うために新聞社を飛び出します。
しかしその頃、また新たな事件が発生してしまうのですが・・・
漂着者 3話の感想
第2話のラストシーンは、ヘミングウェイの担当医・国原栄一(船越英一郎)が病院の霊安室で、両目、口、耳を糸で縫われた状態で、あの謎のポーズを取りながら遺体となって横たわっているという衝撃の展開で幕を閉じました。
いやぁ〜、あの姿は怖いというか気持ち悪いというか、まさにホラーでしたよね〜!
このドラマは、謎が多すぎて誰が犯人でもおかしくないというか、国原先生もNPO法人・しあわせの鐘の家と何か繋がっているのでは?と思うところもあったので、こんなに早くいなくなってしまうとは驚きでした!
それでは、さっそく第3話のあらすじにそって、印象に残ったシーンや疑問に思ったことなど、ネタバレも含めた感想をお伝えしたいと思います。
漂着者3話 国原栄一(船越英一郎)の死が意味することとは?
国原先生(船越英一郎)は、後宮教授の病室の壁一面に描かれたものがゲノム解析の図式であることを知り、さらにヘミングウェイが書き加えたことで完成していることを突き止めます。
その後、両目、口、耳を糸で縫われるという無残な姿で遺体となって発見されることになるわけですが、これはすなわち他言無用(見ざる、言わざる、聞かざる)ということで、誰かに対する警告だったようですね〜。
そして、胸に両手をクロスさせた謎のポーズには、「無抵抗、安らかに、神の側に、生まれ変わりを願う、なすがままに、運命に身をゆだねる」といった多様な意味があり、強いては「覚悟しろ」という意味が込められているようです。
国原先生は、ヘミングウェイが予知能力(第6感)を持っていることや遺伝子工学に精通していることを知り、彼に興味を持ったことで、これ以上ヘミングウェイに近づくな、余計な詮索をすればこうなると見せしめとして殺されたのではないでしょうか?
漂着者3話 新谷詠美(白石麻衣)の過去が明らかに!?
ヘミングウェイの予知能力によって助け出された松園遥香(鈴木結和)ちゃんが、ピアノで「きらきら星」を弾いてヘミングウェイに感謝の気持ちを伝えると、ヘミングウェイは突然ピアニストなのかと思わせるような見事な演奏を披露します。
すると、その曲を聴いた新谷詠美(白石麻衣)の目に涙があふれ、子供のころの忌まわしい出来事を思い出します。それは、詠美が小学校から帰宅すると、母親が首を吊って亡くなっている姿でした。
そして、その時に部屋の中に流れていた曲が、何とヘミングウェイがピアノで弾いた曲だったのです!母親が好きだったというヴォルトシュタインの「逃れられぬ運命」・・・
どうしてこの曲を知っているのかと問う詠美に、ヘミングウェイは説明できないと言って、母親の悲しい出来事を思い出させたことを謝罪するのでした。
これはいったいどういうことなのでしょうか?
ヘミングウェイは無意識で弾いていたようですが、なぜこの曲を弾いたのか?
これも第6感で何か感じるものがあったからなのでしょうか?
もしかしたら、二人は過去に何らかの繋がりがあったのかもしれませんね〜。
漂着者3話 後宮教授とロシアの諜報機関は繋がっていた?
後宮教授の助手をしていた准教授・古郡俊哉(森隼人)が大学の研究室に行くと、そこにペレソフスキーと名乗るロシア人と通訳が待っていました。
彼らは後宮教授のお悔やみと研究データを受け取りに来たと話しますが、男が上着の中に拳銃を隠し持っていることに気づいた古郡助教授は、とっさに逃げ出し詠美に電話をかけます。
以前、国原先生から自分の身に何かあれば、この番号に連絡しろと言われていたからと。
待ち合わせの場所に到着した詠美は、国原先生の遺体が病院の霊安室で発見され、目と口と耳を糸で縫われていたことを話すと、それは口封じで自分へのメッセージだろうといいます。
古郡助教授は、冷戦時、旧ソビエトで第6感と言われるテレパシーや予知など特殊能力を持った人々を軍事利用するための研究が行われていて、やがてアジアに第6感を持つ人がいることがわかり、後宮教授はその特殊な遺伝子配列の研究に没頭していたことを明かします。
そして、誰も完成させることができなかった特殊な遺伝子の塩基配列が教授の入院していた病室の壁に書かれていたこと、国原先生がそれを書いた人物に朝一番で確かめに行くといっていたことを伝えたのでした。
詠美は、ヘミングウェイのことが頭によぎります。
その後古郡助教授は、データが入ったUSBメモリと完成された塩基配列の写真を詠美に託し、自分は逃げられるだけ逃げる。あなたは、新聞記者だから時代の目撃者になってくださいと言って立ち去ったのでした。
また新たな事実が浮き彫りになってきましたね〜!
後宮教授がロシアの諜報機関とか関わっていたとは、これまた何やら物騒な事態に発展して行きそうですね〜。
漂着者3話 古郡助教授の結末は?
詠美が古郡助教授と別れた後で、さらに情報を得ようと後宮教授の研究室を訪ねますが、すでに部屋には何も残されておらず、なぜか教授の論文も廃棄処分されていました。
そして古郡助教授について尋ねると、大学にそのような人物はいないとの返答に戸惑意を隠せない詠美。そんな詠美に女子大生が「後宮ゼミ」と書かれたノートを置いてどこかに行ってしまいます。
詠美は急いでトイレに駆け込み、そのノートを開いて見ると、「これ以上、首を突っ込むな。世の中には、開けてはいけないノートがある」と赤い文字で大きく書かれていたのです!
一方で、ある場所で一台のタクシーが停車し、運転手が「お客さん着きましたよ」と言ってドアを開けると、背中にナイフが刺さった状態で死んでいる古郡助教授の姿が発見されるのでした。
やはり、また死人が出てしまいましたね。
しかし、後宮教授や国原先生があまりにも衝撃的な死に方だったので、ナイフで刺されてというのは、ちょっと普通というか物足りなさを感じたのは私だけでしょうか?(笑)
漂着者 3話の考察
『漂着者』第3話で再び起きた遥香ちゃん失踪事件とヘミングウェイの婚約者だと名乗る謎の女性について考察してみたいと思います。
漂着者3話 2度目の遥香ちゃん事件について考察
公園で遊んでいた遥香ちゃん(鈴木結和)は、どこからか聞こえてくるキラキラ星の曲に誘われて、道路に止まっていたトラックの荷台にあるピアノを発見します。
曲はそのピアノから流れていたもので、遥香ちゃんはトラックの荷台に登りピアノを弾き始めようとすると、急にドアが閉まりそのままどこかへ連れ去られてしまいます。
3人の女子高生・ラペ(太田奈緒)、ペリ(隅田杏花)、リモ(吉田志織)たちは、遥香ちゃんの母親・松園真弓(西山繭子)を連れてヘミングウェイのいるしあわせの鐘の家を訪れます。
するとヘミングウェイは、訪ねてきた理由はわかっていると言って「ピアノ」とつぶやくのでした。
どうしてうちの子だけ2回も狙われるのか?という真弓の問いに対し、「全てに理由がある」と答えたヘミングウェイは、きらきら星を歌いながら絵を描き始めます。
その様子を女子高生たちがスマホで動画配信するとたちまち大騒ぎになり、テレビやマスコミがしあわせの鐘の家に押しかけたのでした。
一方で、県警本部は不審なトラックの情報を入手、捜査一課の刑事・柴田俊哉(生瀬勝久)と野間健太(戸塚純貴)はヘミングウェイの絵を頼りに、現在使われていない醸造所へと向かいます。
すると柴田は醸造所の敷地内を捜査し始め、ヘミングウェイが描いたものと似た光景を目の当たりに・・・無事に遥香ちゃんを発見、保護することに成功します。
柴田は遥香ちゃんが生きていたことに安堵するとともに、この事でヘミングウェイの自作自演によるものだと確信するのでした。
世間では2度も遥香ちゃんの命を救ったヘミングウェイの予言にどよめき立ち、SNSでは彼の不思議な予知能力を絶賛するコメントでいっぱいになります。
やがてヘミングウェイを神だと崇拝するものまで現れ、しあわせの鐘の家まで人々が押し寄せる事態に発展・・・
またまた、ヘミングウェイは予知能力を発揮してしまいましたね〜!
ですが、やはりこれはしあわせの鐘の家の代表・ローゼン岸本(野間口徹)が仕組んだものではないでしょうか?
その理由は、ヘミングウェイの「第6感」が本物なのかを確かめるためと、ヘミングウェイを完全なものにするためのリハビリ?のようなことを行っているのではないかと考察しました〜!
漂着者3話 ヘミングウェイの婚約者を考察
ヘミングウェイがしあわせの鐘の家から外出する際に、彼の乗った車の前に、突然和服姿の怪しくも妖艶な美しい女性が現れます。
ヘミングウェイは車から降りてその女性に話しかけると、その謎の女性は「お久しぶりです。あなたの婚約者です」と不敵な笑みを浮かべるのでした。
ヘミングウェイの婚約者だと名乗る謎の女性は、古市琴音といい、歌手で女優のシシド・カフカさんが演じています。
第3話の放送日当日に、シシド・カフカさんが今後のドラマを左右するキーマンとして出演することがサプライズ発表され、え〜!ヘミングウェイに婚約者がいたの〜!?とちょっと興奮してしまいました(笑)
またひとつ新たな謎が増えてしまいましたね。
第3話のラストで、謎の女がヘミングウェイの婚約者だと名乗ったところでドラマが終わってしまったので、今のところはまだ彼女が何者なのか考察するのは難しいかもしれませんが、ロシア側の諜報機関がヘミングウェイに近づくために婚約者としてスパイを送り込んだのではないでしょうか?
今後の展開が楽しみですね〜!
☆『漂着者』第3話の追加情報としてシシド・カフカさんについてこちらにまとめていますので、どうぞご覧ください。
漂着者 3話のまとめ
いかがでしたでしょうか?
この記事では『漂着者』第3話のネタバレ感想と、遥香ちゃん失踪事件の犯人についての考察、そして、ドラマのラストで現れたヘミングウェイの婚約者と名乗る謎の女性についてお伝えしてきました。
少しづつ謎が明らかになる一方で、また新たな謎が出てきて、今後の展開にますます目が話せませんね〜!次週の放送が楽しみです!!
(注)このドラマは漂流者ではありませんよ〜。漂着者ですのでお間違えのないように〜(笑)
最後までご覧いただきましてありがとうございました。
☆ ドラマ『漂着者』については、こちらにまとめていますのでどうぞご覧ください。
☆ ラペ役で出演している太田奈緒さんについては、こちらにまとめていますので、どうぞご覧ください。
☆ペリ役で出演している隅田杏花さんについては、こちらにまとめていますので、どうぞご覧ください。
☆ リモ役で出演している吉田志織さんについては、こちらにまとめていますので、どうぞご覧ください。
☆モル役で出演している生越千晴さんについては、こちらにまとめていますので、どうぞご覧ください。
コメント